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特別寄稿 内部監査のリバランス
―US Post-SOX Surveyからの考察
6.内部監査資源の配分
- 内部監査資源をどの程度SOX法対応に割いているかとの質問に対して、SOX法対応の何年目であるかを比較したのが<グラフ3>である。初年度対応の企業では、内部監査の75%以上の時間をSOX法対応に割いていると回答した企業が50%近くになっている。内部監査の75%以上の時間をSOX法対応に割く企業は、2年目対応になると30%弱、3年目対応となると15%弱、4年目対応となると10%弱と減っている。逆に内部監査の20〜49%の時間をSOX法対応に割く企業の割合が3年目、4年目とも30%弱と落ち着いてきている。多くの企業が初年度対応には内部監査の75%以上の時間をSOX法対応に割き、順次SOX法対応に割く時間を減らしていることが読み取れる。ただし、多くの内部監査にとってSOX法対応がゼロになることはなく、3年目・4年目になっても、SOX法対応は内部監査の重要な業務の一部となっている。
7.内部監査の役割とリバランスのオーナーシップ
- 初年度対応企業の40%、3年目以降対応企業の25〜30%が「内部統制の整備状況及び運用状況の評価」を、内部監査の役割としている。「対応のリード・計画」は初年度対応企業の44%、3年目以降対応企業の25〜32%が、内部監査の役割としている。これらの役割を担い続ける内部監査部門が多い。
- 内部監査の役割を「文書の作成」としている企業は、初年度対応企業の35%に対して、3年目以降対応企業では15%以下と減少している。
- SOX法対応のリソース不足や専門性・ノウハウの不足により、初年度はかなりの作業がアウトソースされていた(初年度対応企業の45%の企業が50%以上の作業をアウトソース)。しかしアウトソースの割合は年々減少している(3年目以降対応企業の10%前後の企業が50%以上の作業をアウトソース、25%強の企業が10〜50%の作業をアウトソース)。
- リバランスの取り組みを主導しているのは誰かとの質問に対しては、「内部監査」(69%)との回答が経営陣(10%)を大きく上回り、2007年よりも差が開いた。内部監査へのサーベイなのである程度割り引いて考慮する必要はあるが、経営陣、プロセスオーナー、外部監査人、監査委員会のリバランスへの関与は2008年のサーベイでは「中程度」となり、内部監査の主導が鮮明になっている。
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